建築業界、不動産業界は大不況です・・・
○○工務店が危ない…
あのゼネコンが危ない…
今度はあそこが倒れるみたい…
愛媛松山の地元でもいろんな噂が飛び交い、また実際倒産する会社も少なくはありません。
多くの会社は10年や15年程度で潰れていってしまいますが、もちろん30年を超える会社さんや、親子何代にもわたって続いてる工務店さんもあります。
昨日書いた大阪にある金剛組は世界最古の企業です。
金剛組は、578年(敏達天皇6年)創業、1955年の法人化を挟んで2005年まで一族経営で代々続いた老舗。現在も寺社仏閣建築の設計・施工、城郭や文化財建造物の復元や修理等を主に手がけています。
長く続く企業、景気が悪い現在でも売り上げを守れている企業を見渡してみると
共通で感じることは、軸がぶれないということではないでしょうか。
たんたんと時代の流れに合わせて商品の方向性を変えることはあっても
大きな理念であったり、建築の方向性を変えることは無い…そういう風に考えます
一方短命に終わる企業の多くは、和風もして、洋風もして、シンプルモダンもして
今は耐震、来年は200年住宅が流行りだから取り組まないと…と
流行に合わせての変革というよりは流行に流されてしまっている気がします。
流行を敏感に感じる力は必要ですが、それに流されず、変わらないところは変えない…
そういう企業の姿勢にこそ本当のユーザーは魅力を感じるんだと思います。