改正建築基準法の施行で落ち込んでいた着工数は、今年に入って回復しつつあり、7月には年間115万戸程度になると予想されていましたが
マンション市場の悪化
世界規模の景気悪化
景気の先行き不安による消費動向の鈍さ
による先行き不安から今年度の住宅着工戸数111万戸程度になるとの見通しが発表されました。これは対前年度比7.3%の増加になります。
また詳細なデーターでは9月の数字が10月31日国土交通省より発表されました。
発表によると、2008年9月の新設住宅着工戸数は前年同月比54.2%増だったが、9万7184戸と3カ月連続で10万戸を下回った。06年9月の着工戸数11万2442戸との比較では、13.6%減となっている。
住宅着工戸数は、改正建築基準法の施行によって07年後半に激減した影響で、08年7月以降は前年同月比で大幅増が続いている。9月の着工戸数の内訳を利用形態別にみると、前年同月比で分譲住宅が82.8%増、貸し家が66.9%増という伸びを示した。持ち家は19.9%増で、8月よりも伸びが鈍化した。
分譲住宅のなかではマンションの増加が目覚ましく、前年同月比217.6%増の1万6920戸だった。それでも06年同月の着工戸数2万1176戸を20%下回っているそうです。
落ち過ぎての回復基調での微増ということでしょうが、このデーター、来月になるとまた修正されるのかもしれません。それぐらい今は早いスピードで目まぐるしく世の中が変化しています。
世の中の動きに敏感である事は大切ですが、決して流されないこと…
目先だけではなく3年後5年後の姿を想像しながら、ベストな決断をしてください。