今日はちょっとマイナーな情報を…
家具道具室内史学会というのが10月18日に発足しました。
50年にわたり日本家具を研究してきた小泉和子会長は「家具と聞くと椅子やテーブルなど西洋のイメージが強く、日本家具には関心が薄いのが現状だ。日本家具の歴史は生活史をひも解く上で重要なだけでなく、考古学や美術史などにかかわる学問として、さらなる研究と後継者の育成が必要」と話されています。
WEBサイトによると家具道具室内史学会とは、家具・室内意匠と生活道具の歴史を研究することを目的とする学会のことで、あたらしい、これからの学問研究の分野。この分野は、家具・建築史、民俗・考古学はもちろん、文献史、美術史、技術史、社会史、文化史をはじめとしてさまざまな方向からの取り組みが可能ですし、大きな成果が上がると考えられる分野だと書かれています。
家具道具室内史学会のサイトはこちら・・・http://www.jpshift2008.org/
まだまだもちろんほとんどの人も知らないでしょうし、この学会が大きく育っていくのかも現状ではわかりませんが、日本の住文化の一つとしての家具を見直すこのような動きは、私たちの古材の普及の為の一つの後押しになってもらえたらと思います。