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Live=住む、居住する、暮す、生活する、本物のSpace=場所、空間、自由。LiveSpaceは本物の空間を提供するブランドです。Provide a better living environment for client=お客様により良い居住空間を提供する「住空間コンシェルジュ」の活躍をつづるLiveSpaceオフィシャルblogです。 日々の活動はこちらのブログ… http://ameblo.jp/ykawakami/
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プロフィール
HN:
Yukio Kawakami
年齢:
57
性別:
男性
誕生日:
1967/01/15
職業:
建築家
趣味:
バイク・音楽鑑賞
自己紹介:
■お菓子会社の企画室で商品開発やパッケージデザイン、デパートのショーウィンドウや店舗の設計施工を経て現在は住宅の設計デザインをメインに活動中。建築業界に早や18年・・・今までの経験を活かし人に優しい本物の家づくりを目指し「お客様に感動をあたえる家づくり」を心情に活動中。

■二級建築士・インテリアコーディネーター・照明コンサルタント・住宅断熱施工技術者・下水道責任技術者

■古材鑑定士・循環型民家解体士・古材活用士講師
厚生労働省認可財団法人職業技能振興会 古材施工技術士講師
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古民家の再生・移築の方法は実に多様です。

気に入った古民家を見つけたら、その場所でリフォームして暮らすか、自分の希望の場所に移築してくるかによっても変わってきます。古民家を住む所として利用するだけでなく、レストランやカフェ、ギャラリー、宿などとして利用する人も増えていますので自分にあった古民家の利用方法をまずは考えてみてください。

古民家のリフォームでは、まず建物状態をプロが評価して必要以上に壊さないように再生のための計画を作成します。そして再生の計画に沿って慎重に解体していきます。どこに使われていたものなのか1つ1つ確認しながら行う作業になるのでこれも経験ある業者に依頼するのが慣れない業者に頼むより結果的にローコストで仕上がります。

解体された古民家の古材は一度丁寧に洗浄され腐食や虫が付いた跡などを検査していきます。木の種類や状態も把握し再生する時十分にいかせるようにします。そして再度組み立てが行われます。古材はそのまま同じように使われる場合もありますが、古材の状態やリフォームの状況にあわせ削ったり切ったりして別の場所に使うこともあります。

職人の匠の技が生かされた古民家を現代の匠達がもう一度よみがえらせる非常に楽しい瞬間です。

よく古民家は高くつくという人がいますが、あながち間違いではありませんが、それは昔の技術の継承を目的にするような完全な再生を目指すからです。そういう方向性とは別に、良質な木造住宅に住みたいというのであれば、工夫を施すことで現在の新築住宅を建てるのと同じか、逆に安くすることも出来ます。自分たちが求めているものが何なのかを的確に伝えることが古民家リフォームの成功のカギです。

 

 

 


 

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古民家というのはどういうものなのか、

古い日本の伝統的な建築工法で建てられた建物というのは何となく想像できると思いますが、具体的な定義というものは実はありません。

国の文化財登録制度というものでは、登録することのできるものは建てられてから50年以上経った建築物が対象になっています。古民家に使われている古材は私が講師をさせていただいている厚生労働省認可財団法人職業技能振興会の古材施工技術師の資格認定講習では築60年以上経った建物から取り出された材とされていますから、そこから推測するとだいたい50年から60年以上経った建物を古民家と呼んでいいのではないでしょうか。

また、古民家は全体を再生して建て直されることもあり、古民家を解体したり、昔の木材を使用して建てられた古民家風のものや構造をしたものも古民家と呼ぶ場合もあるようです。

古民家には、農村民家・町民民家・武家民家・庄屋屋敷などいろいろなタイプがありますが、それぞれの生活習慣を感じられる味わい深いいい住宅が全国でまだまだたくさん残っています。長い歴史を経た古民家には太い梁や大黒柱などは黒光りしていて重厚で風格ある古材が沢山残っており、価値の高い文化財だと思います。

古民家の魅力のひとつに藁ぶきの屋根があります。大きく張り出した軒の出は夏の日差しを遮り、冬は建物の奥まで日の光を届ける大変合理的な日本の気候風土に合った構造になっています。これらの沢山の昔の人の知恵の結晶が古民家なのです。

古民家に使われている古材には、ケヤキやサクラ、栗、ヒノキなど実に多様な樹木が使われています。地方によって使われる材が異なるのは全て地元で伐採された木材だからです。囲炉裏の煙でじっくり燻された古材は表面にススがつき大変味わい深い色になっていると共に防虫の効果があるともいわれています。一般に、鉄やプラスチックなどの材料は、新しい時が一番強く古くなるにつれて弱くなってしまいますが、逆に木材は、時間とともにどんどん強度を増していきます。樹齢100年のヒノキの場合、伐採されてから100年後に最も引っ張り強度・圧縮強度が増しているとの研究報告があります。木材の強度は200年~300年は変わらないといわれています。木材の強度が落ちるのは800年~1200年ほどという途方もない未来の話なのです。古民家は最近の住宅とは比較にならないぐらい良質な木材が贅沢に使われた耐久年数の長い住宅なのです。

拡大生産者責任(Extended Producer Responsibility、EPR)という言葉をご存じでしょうか?

経済協力開発機構(OECD)が提唱した概念であり、「製品に対する生産者の物理的および経済的責任が製品ライフサイクルの使用後の段階にまで拡大される環境政策上の手法」と定義されています。

この言葉のポイントは2つ、

①地方自治体から生産者に責任を移転する事。
②生産者が製品設計において環境に対して配慮する

という事です。
 
つまりこれまで行政が負担していた使用済製品の処理(回収・廃棄やリサイクル等)に係る費用を、その製品の生産者に負担させるようにするもので、家電4品目の有料化やパソコンや自動車などは最初からリサイクルの費用を含んで販売しています。そうすることで処理にかかる社会的費用を低減させるとともに、生産者が使用済製品の処理にかかる費用をできるだけ下げようとすることがインセンティブとなって、結果的に環境的側面を配慮した製品の設計(リサイクルしやすい製品や廃棄処理の容易な製品等)に移行することを狙っています。

住宅も200年住宅の構想は、長期間使用できる住宅を作る目的ですが、そんな建物もいずれは解体する時が来ると思います。その時にリサイクルしやすい材料を使うことも考慮して建てられていくでしょう。

住宅を解体してその資源を有効にリサイクルする事、これからは当たり前の事になっていきます・・・

昨年から続いている瑕疵担保の実施など建築関係の法改正…その中で建築士法も今年11月28日から新しい制度でスタートを切ります

具体的な改正点は、

①建築士事務所に所属する建築士は3年以内ごとに定期講習を受けなければいけないこと

②建築士事務所の開設者は、所属する建築士及び管理建築士に対して建築主に対して設計・工事監理の契約を結ぶ前に重要事項の説明の義務があります
(重要事項とは作成する設計図書の種類、工事と設計図書の照合方法等です)

③新たに管理建築士となる場合には建築士としての実務経験が3年以上必要で、管理建築士講習を受講しなければいけません。またすでに管理建築士であるものも平成23年11月27日までに管理建築士講習を受講する必要があります。

④来年の5月27日以降は高度な専門能力を必要とする建築物の構造設計、設備設計に関しては構造一級建築士及び設備設計一級建築士の関与(自ら設計するか、法適合確認を行うか)が必要になります。

が大きな改正点…また4号特例廃止により、建築士が設計する建築物の確認申請で場合に省略できていた構造計算や伏図についても各CADメーカーを中心に新商品もどんどん発売されています。

より面倒くさく高度な知識が必要とされています。そのこと自体は時流の流れで仕方ありませんが、本来の家作りにおいて大切なこと、そこに住む人の思いや夢を後回しにしない、技術だけに走らない僕はそんな住宅設計を心掛けたいと思います。

詳しくはこちら…
http://www.gov-online.go.jp/useful/article/200809/4.html
 

建築業界、不動産業界は大不況です・・・
○○工務店が危ない…
あのゼネコンが危ない…
今度はあそこが倒れるみたい…

愛媛松山の地元でもいろんな噂が飛び交い、また実際倒産する会社も少なくはありません。

多くの会社は10年や15年程度で潰れていってしまいますが、もちろん30年を超える会社さんや、親子何代にもわたって続いてる工務店さんもあります。

昨日書いた大阪にある金剛組は世界最古の企業です。

金剛組は、578年(敏達天皇6年)創業、1955年の法人化を挟んで2005年まで一族経営で代々続いた老舗。現在も寺社仏閣建築の設計・施工、城郭や文化財建造物の復元や修理等を主に手がけています。

長く続く企業、景気が悪い現在でも売り上げを守れている企業を見渡してみると
共通で感じることは、軸がぶれないということではないでしょうか。

たんたんと時代の流れに合わせて商品の方向性を変えることはあっても
大きな理念であったり、建築の方向性を変えることは無い…そういう風に考えます

一方短命に終わる企業の多くは、和風もして、洋風もして、シンプルモダンもして
今は耐震、来年は200年住宅が流行りだから取り組まないと…と
流行に合わせての変革というよりは流行に流されてしまっている気がします。

流行を敏感に感じる力は必要ですが、それに流されず、変わらないところは変えない…

そういう企業の姿勢にこそ本当のユーザーは魅力を感じるんだと思います。

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